汚部屋・ごみ屋敷の原因となるトラブルとは？

汚部屋やごみ屋敷を引き起こしてしまうトラブル

ごく普通の生活をしている人にとって、「ごみ屋敷」の問題は縁遠いものかもしれません。
しかし、何らかのトラブルにより、思いがけず「ごみ屋敷」に遭遇、あるいは引き起こしてしまうことがあるようです。
実際にあったケースと、その原因となったトラブルをご紹介します。

Ａさんが結婚して入居したマンションは、ごみ分別に非常に厳しい独自のルールが設けられていたようです。
些細な分別の間違いを厳しく注意され、Ａさんはごみを出すのが恐くなってしまいました。
結果、Ａさんはベランダに大量のごみを溜め込むことになってしまいました。

激務で一人暮らしのビジネスマンＢさんは、連日の残業で、家に帰って寝るだけの毎日でした。
ごみの片付けはもちろん、決まった時間にごみを集積所に出すことなど到底無理。
休みの日も疲れて果てて一日寝ているため、ごみは次第に部屋中に溜まっていきました。

高校を中退して部屋に引きこもってしまった息子さんを、Ｃさん夫婦はどうすることもできずにいました。
部屋の中に入ることもできず、息子さんの部屋の中には次第にごみが堆積していってしまったようです。
そろそろ何とかしなければと思いながら何年も過ぎてしまい、手に負えない状況になってしまったようです。

Ｄさんは叔父さんが住んでいた家を相続し、海外勤務を終えたら家族で住むつもりでいました。
遠方のため管理が行き届かず、不法侵入者によって家の庭をごみだらけにされてしまったそうです。

亡くなった祖父の家を片付けに行ったＥさんが目にしたのは、部屋中にあふれるごみの山でした。
病気で不自由だった独り暮らしの叔父さんは、ごみを捨てに行くことができず、部屋の中に溜め込んでしまったようです。

きれい好きで几帳面なＦさんは、職場の人間関係のストレスから度々寝込むようになり、
掃除も手につかなくなりました。やがて外に出るのも億劫になり、ごみを部屋に溜め込むようになってしまったそうです。

大らかな性格のＧさんは、多少部屋が汚くても気にならないようです。ごみの溜まったベランダや、
汚れた水回りをそのままにしていたら、自分ではどうすることもできないほど不潔な状態に陥ってしまったそうです。